仕事をする上で、オンラインバンキングはとても便利なサービスですよね、私も日頃から愛用しています。
私が仕事で使っているのは浜松信用金庫で、個人事業主向けのオンラインバンキングサービス(無料)を使っています。
口座に入金・出金があればすぐにメールで通知が来ますし、サービス時間中であれば残高照会や振り込みなども可能、以前はなにかあるとATMまで行って振り込んだりしていたのが嘘みたいに楽チンです。
ただ、オンラインバンキングは近頃言われているように、パスワードなどを不正に利用され、口座の中のお金を盗まれる事件が多発、件数・金額共に毎年被害が増加しているため、オンラインバンキングを使っている人は注意が必要です。
口座に多額の現金を抱えている法人であれば、各金融機関から発行される「電子証明書」をパソコンにインストールして使用するのがベストだと思いますが、電子証明書を使用したオンラインバンキングだと、月額利用料がかかる場合も多く「オンラインバンキングは利用したいけど、経費も削減したいなあ」という個人事業主、一般個人の人は多いと思います。
そんな時に便利なのが「ワンタイムパスワード」サービス。通常のIDとパスワードによるログインだと、それらの情報を不正利用されれば自由にお金を引き出せてしまいますが、ワンタイムパスワードサービスは、通常利用のパスワードに加え、毎回変わる利用者だけにしか分からないパスワードを使う、二重パスワード方式となっています。
この「ワンタイムパスワード」、Symantec社から無料のスマホ用アプリ「VIP ACCESS」がダウンロード出来るようになっているので、まずはお手持ちのスマートフォンに「VIP ACCESS」をインストールする所からスタートです。
iPhone
https://itunes.apple.com/jp/app/vip-access-for-iphone/id307658513?mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.verisign.mvip.main&hl=ja
起動すると、こちらのような画面が表示されます。上のIDは変わりませんが、下のパスワードは30秒ごとに変わります。
次に、通常通りオンラインバンキングのWEBサイトにアクセスします。ここでの事例は、浜松信用金庫さんです。
下記が、浜松信用金庫のオンラインバンキングのログインページです。
画面下部に「ワンタイムパスワードの利用登録はこちら」という文字がありますので、こちらをクリックします。
次に、通常時のログインIDとパスワードの入力を求められますので、入力して「次へ」をクリックします。
「トークンID」と「ワンタイムパスワード」の入力を求められますので、スマートフォン上の「クレデンシャルID」と「ワンタイムパスワード」を入力します。ワンタイムパスワードは30秒経つと変わりますので、ささっと入力しましょう。
これで、ワンタイムパスワードの利用登録は完了しました。
次回以降は、浜松信用金庫にログインする際に、通常のIDとパスワードの入力を行い、更にスマートフォンの「VIP ACCESS」を起動し、その都度変わるワンタイムパスワード(数字6桁)を入力する必要があります。つまり、そのスマートフォンが手元になければログイン出来ない、という形になります。
ワンタイムパスワードを発行する方法として、スマートフォン以外にもパソコンそのものにインストールするソフトという形もあるのですが、その場合はパソコンをまるごと遠隔操作されたりすると被害に遭う為、スマートフォンでVIP ACCESSを利用することを強くお勧めします。
※ スマートフォンを機種変更する場合
iPhoneをパソコンにまるごと接続して「バックアップ」をして、新しいiPhoneに「復元」しても、VIP ACCESSのクレデンシャルIDが変わるため、オンラインバンキングが利用出来なくなります。あらかじめ、浜松信用金庫の画面上で「ワンタイムパスワードの利用停止」をしてから機種変更手続きを行いましょう。
え?なんでそんなに詳しいのかって?それは私がうっかりVIP ACCESSの件を忘れてiPhone6に機種変更しちゃったから身を以て知っただけですよ・・・。まあ、その場合も浜松信用金庫に連絡して、身分証明書とハンコを持って行けば大丈夫ですが。良かった良かった。