AFT方式と非AFT方式のHDD。


AFT方式と非AFT方式のHDD。


昨日ブログに書いた「VPCEB29FJ」ノートパソコンの修理について、原因が分かりました。

VPCEB29FJに予め内蔵されているハードディスクはHM641JI、非AFTモデルでした。当然、そちらにWindows7をインストールする純正のリカバリディスクも、非AFTハードディスク用のものとなっています。

AFT・・・Advanced Format Technologyの略。ハードディスクにデータを記録する際の決まりのひとつ。

(うんちく)AFTについて

パソコン関係の記録装置を使用する際に、私たちはそのディスク装置を「フォーマット」(初期化)してから使います。これは真っ白な紙(フォーマットされてないディスク)に罫線を引いて文字が書き込めるようにする作業のようなものですが、ひとつひとつのマス目をどのぐらいの大きさにするかという考え方(セクタサイズ)が、2010年頃までは512という大きさでマス目を区切っていたのを、4096(8倍)のマス目サイズに変更する、という技術的な変化がありました。

例えば、外付けのハードディスクとして使う場合はWindows側でマス目の大きさを確認して、柔軟な対応が出来ますから問題ありません。ただし、パソコンに内蔵しているハードディスクにWindowsをインストールする場合はそこまで柔軟な対応をしてくれません。じゃあ最初から「セクタサイズがどうのこうの」とか、分かりやすいエラーが出ると「おお、そうだったっけ」とこちらも気付くのですが、「WindowsUpdateが動作しない」等の微妙なエラーが起きるので、ぼんやりしてると気付くのに時間がかかります。ぼんやりしていなければ良いんですけどね。


これを克服するためにはいくつかの方法がありますが、方向性は大雑把にみっつ。

1.ディスク側のフォーマットを後から強引に旧書式(非AFT)にする
2.インストールするWindows側に、AFTという新書式を理解させてからWindowsをインストールする。
3.諦めて、非AFT方式のハードディスクを使う。

まあ、メーカー修理対応だったら方式3が正しいのでしょう。また、1の方式はWindowsをインストールした後、とりあえず起動するというのが基本的な条件です。今回、VPCEB29FJにAFT方式のHDDを組み込んだ結果、Windowsが起動するところまで進まず、途中でエラーが起きるので、自分的には2しか選択出来ません。

今回は、ちょっと時間がかかりますが斬新な解決方法にトライしたいと思います。多分失敗するとは思いますが・・・。

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