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　メールが受信出来るが、送信出来ないという事例は「OP25問題」としてよく耳にするようになりました。

OP25問題について、ものすごくかみ砕いて説明すると、「メールを受信するときは110番、送信するときは25番という窓口（ポート）を通ってたんだけど、25番の窓口で迷惑メールを送信する業者が後を絶たないから、25番窓口を使うのを止めて587番にして、587番に対してはパスワードを掛けるからね！」というプロバイダの自主規制が掛かった、という事です。

色々なメールソフトの「設定初期値」が、

受信　110
送信　25

となっているので、これを

受信　110（そのまま）
送信　587

に変更する必要があるわけです。

さて今回のお客様は、「昨日までメール送信出来てたのに今日からいきなり送れなくなった」という珍しい症状でした。

結果からすると、「プロバイダがTNCで、TNC以外のメールアドレス（独自ドメインのメールアドレス）を使用している場合、かつ送信サーバのポート番号が25になっている方」に起きる症状のようでした。

解決方法としては、

・使用しているメールソフトの送信サーバをプロバイダのメールサーバにし、送信ポート番号設定を587に、SMTP認証について有効にし、認証のID及びパスワードについてはプロバイダのメールアカウント及びメールパスワードを入力する

・・・という方法で、とりあえず回避出来ました。




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