ちょっと長い文になりますが、興味がある方は是非お読み頂ければと思います。
名倉は20歳前後、一時的にですが引きこもりになった事があります。
名倉は高校を卒業して就職したのですが、持病がもとで1年経たずに退職を余儀なくされ、丁度その年にバブルがはじけ、思うような社会人生活を送れなくなってしまったのです。
高校を卒業したばかりなので、実務経験も無い、技術も無い、自動車の運転免許は持ってたけどペーパードライバーだから乗れて自転車、世間知らずで営業力や行動力もない人間でした。
短期間のうちに何社かの入社と退社を繰り返した後、私はやる気を失い、「この後私はどうなってしまうんだろう」という不安を抱えたまま部屋に引き籠もるようになりました。
一人で誰とも喋らずに出来るテレビゲームに没頭し、やがて口うるさい家族が起きている昼間に寝て、夜起きる生活になりました。外に出る事は希にありましたが、歩いてすぐの場所にあるゲーム屋さんにゲームを買いに行くだけ。
ゲームを買うお金は、「お金がない」と言えば両親が出してくれました。お金が無ければ働かなければならない、ゲームが欲しいんだったらアルバイトでもして自分の稼いだ金で買え、と両親が諭すべきだったのかな、と今は思いますが、両親にとっても「息子が引き籠もりになった」なんて当然ですが人生初の経験です。当時はニートや引きこもりという概念、状況も一般的ではなく、私の両親はどうしていいか分からず、言われるがままにお金を渡していたのだと思います。
(続く)
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