当時の自分は産まれて初めて「レール」を外れてどうしていいか分からない状態でした。
「自分はプログラマーになるんだ」となんとなく思って高校時代を暮らしてきたので、レールから外れて無職になってからも必死にそっちに戻ろうとしました。ただ、まともな業務経験があるわけではないし、情報処理に関する実力があるわけでもないから、面接を受けても落ちるばかり。
入社するためには実務経験が要る、でもどこにも入社出来ないから実務経験を積めるわけがない。
まさに「卵が先か、鶏が先か」状態で、この状態に陥っている事に気付いた時は絶望しました。
もちろん、「プログラマーにならなきゃダメだ」と思い込んでるからダメなわけであって、働こうと思えば何かのバイトでも良かったわけですし、どうしてもプログラマーとして働きたければ、自分で勉強して作品を作り、レポートを書いてそこらへんの会社に片っ端から持ち込んで「バイトでいいから働かせて下さい！」とアタックすれば良かったんでしょうが、そういう熱意も、知恵も、そういう指導をしてくれる人も周りには居ませんでした。
この頃の自分の事を振り返って思うのは、「熱意が無い割にくそ真面目だったなぁ」という事です。
自分の志す方向の仕事（プログラマ）とは全然関係なくても、何かのバイトでいいからとりあえずやっとけば良かったんです。そうすれば、また違ったチャンスに巡り会う事もできたでしょうし、「働いてお金を稼いで食べる」という原則にも早めに気づけただろうと思います。
（まだまだ続くよ！）
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